高品質な最新の象牙代用品Elforyn Super Tuskの開発では、卓越した技術的・機械的特性に加え、本物の象牙と見紛うほどの類似性に重点が置きました。象牙特有の長手方向の縞目と年輪に加え、正面には象牙特有の「シュレーゲル線」が再現されています。こうした模様はごく小さな工作物にも現れ、象牙独特の外観を感じることができます。
「シュレーゲル線」は象牙質の断面に見られる独特の外観です。これは一般にクロスハッチングとも呼ばれる、明色と暗色が交互に現れるロゼット模様です。「シュレーゲル線」の交差点は、象牙で典型的な菱形を形成します。
kg/ml の密度
(DIN EN ISO 845)
硬度 ショアD
(DIN 53505-D)
N/mm の引張り強さ
(DIN EN ISO 527)
伸長度
(DIN EN ISO 527)
N/mm の曲げ強さ b-4%
(DIN EN ISO 178)
N/mm の曲げ弾性率
(DIN EN ISO 178)
資源としての象牙
象牙は、その名のとおり主に象の牙からできています。マンモス、カバ、イノシシ、セイウチ、マッコウクジラ、イッカクの歯から採取される代用品もあります。象牙にはさまざまな種類があり、それぞれ異なる色合いと特質を有しています。顕微鏡や分光器で観察すると、象牙製品がインド象とアフリカ象のどちらに由来するかまで特定できます。最も高価な牙はイッカクから採取され、以前は金と同格に扱われていました。セイウチの牙も貴重であるため、多く捕獲されました。
工芸と動物保護のせめぎ合い
象牙採取のため、象も長年にわたって捕獲されています。象の牙は2mから3mの長さにまで伸びます。象牙は主に、人間の歯の主成分でもある象牙質でできています。昔から象牙は手の込んだ彫り物、彫刻、象嵌、豪華な什器の材料としてもてはやされてきました。日本と中国の象牙細工師は高い完成度をもつ逸品を作り上げましたが、ドイツでも象牙細工は知られていました。今日まで象牙の需要が最も高かったのは東アジアです。日本では、たとえば「はんこ」と呼ばれる高級な印鑑に加工されています。象牙貿易は長らくアフリカ象にとって最大の脅威でした。1970年代と80年代に生息数は大幅に減少し、130万頭から40万頭以下に激減しました。1989年、象牙貿易は国際的に禁止されました。
大量生産品としての象牙
19世紀、象牙の多くはビリヤードボール、ピアノの鍵盤、ナイフのグリップ、その他、ブラシカバー、傘等の持ち手、クシ、扇子、物差しなどにも使用されました。1879年と83年のHeinr.Ad.Meyer 社の統計によると、象牙の採取量は西アフリカで平均284,000 kg、東アフリカで564,000 kgで、アフリカ全土では合計848,000 kgであったのに対し、インド半島では11,000 kg、ヤンゴン、チッタゴンでは 7,000 kg、セイロン、スマトラでは2,000 kgでした。その後、1879年から1913年の間の世界市場での年間消費量のピークは848,000 kgでした。そのうち、ヨーロッパでの消費量は535,000 kgであり、その内訳は、ナイフやカトラリーの持ち手が214,000 kg、クシが138,000 kg、ピアノの鍵盤が112,000 kg、ビリヤードボールが42,000 kgでした。残りの29,000 kgはブラシや工具のハンドグリップ、ドアノブ、さらにはクリームポット、グローブストレッチャー、バチ、その他の工業製品に使用されました。ヨーロッパ全土で象牙細工師が加工する象牙は、年間平均6,000 kgのみです。
象牙をめぐる犯罪
象牙貿易の禁止にも関わらず、密猟者が後を絶たず、違法取引が横行しています。象牙の密輸ルートはアフリカ諸国からアジアにまで及び、「白い金」は5倍の高値に跳ね上がります。特に中国、タイ、ベトナムに未加工の象牙が持ち込まれ、そこで高価な細工品に加工されます。アジア8カ国で実施された最近の調査では、100,000 kg以上の象牙細工が店頭で発見されました。タイではこうした細工の80%が、主にヨーロッパからの観光客やビジネス客に販売されると推定されます。ドイツはイタリアやフランスと並び、象牙細工の主な購入者となっています。象牙はアジアの市場や店頭で公然と販売され、当局からは目を瞑っています。賄賂によって国境を難なく通過することが可能で、軍や警察が直接、密漁に加担している場合もあります。「東南アジアでのバカンス客の増加により、象牙の違法取引に火をつける危険がある」と動物保護団体「PRO WILDLIFE」のスポークスマンは危惧しています。
天然の象牙代用品
象牙の最も重要な代用品として、古来から象嵌と小型の彫刻品には骨が使用されていました。脊椎動物の骨の主成分は水酸燐灰石(ハイドロキシアパタイト)です。その化学組成は動物の年齢、種類、栄養状態に応じて大きく変動します。年老いた牛の骨はたとえば軟骨(オセイン)が少なく、若い牛の骨より多くのミネラル塩を含みます。骨は、象牙代用品として、工芸職人、細工師、ボタン工場において、ナイフのグリップ、杖や傘の持ち手、ピアノの鍵盤、チェスの駒、リング、針、ボタンの製造に使用されます。象牙細工の中心地ディエップの細工師でさえも、安価なキリスト像や聖人像の製作には馬や牛の骨を多く使用していました。19世紀には「アイボリーナッツ」でも小物が製作されました。
アイボリーナッツとも呼ばれるタグアナッツは、象牙椰子(学名Phytelephas Macrocarpa)の実で、ぶどう状の房の状態では12kgの重量まで成長します。この椰子は赤道地域の中南米が原産で、コロンビアのリオ・マグダレナ沿いに繁茂しています。ナッツは収穫後、乾燥して固くなり、甲殻の貝状の外皮で保護されています。ドイツではタグアはストーンナッツとして知られていますが、種は非常に固いためについた名前です。しかし実の部分は固くありません。
中位の大きさの果実は3x4cmほどです。この果実は4つのやや平らな側面をもち、先は尖っていて、果梗につくあたりは少し凹んでりんごの果梗部分の凹みに似ています。タグアナッツは無毒で収穫直後は柔らかく、食べると甘い味がします。タグアアイボリーは材料として200年以上にわたり取引きされています。日本ではタグアアイボリーを用いて100年にわたって根付を製作し、また、ビクトリア朝時代からタグア製の装身具が加工されています。20世紀半ばにプラスチックが普及するまで、ボタン製造にも幅広く使用されました。過去何十年もの間、工芸職人はタグアナッツが針ケース、サイコロ、指ぬき、繊細な細工、その他の耐久性のある製品に適していると考えていました。
Elforyn Super Tuskにおいて、当社はこれまでに存在した象牙代用材料の長所のすべてを取り入れることに成功しました。その外観と特性はメイド・イン・ジャーマニーの最高品質を誇ります。ぜひとも、本物の象牙の代わりに、Elforyn Super Tuskをご使用ください。
象牙代用品を選ぶことは、野生動物の保護につながります!
Bachmann
Kunststoff Technologien GmbH
Rudolf - Diesel - Straße 2
D 63322 Rödermark
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代表取締役:
Pascal Julien / Marcel Julien
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